★吉田所長の責任感★
(2011年5月26日16時49分 読売新聞)
注水継続の吉田所長、処分も検討…東電副社長 東京電力の武藤栄副社長は26日午後の記者会見で、福島第一原子力発電所1号機の海水注入の一時中断を見送った吉田昌郎所長の処分について、「処分も含めて検討する必要がある」と語った。 とあるが、吉田所長の判断、これこそが原子力発電などという危険極まりないものを何とか安全に動かそうとする使命感、原発に命を賭けた男の生き様(武士道)ではなかろうか。
親(東電と東電幹部)のことを思って最善の策をとった、親のことを一番に考えて行動したことに対しても、こんな事を言うのか東電幹部は。トカゲの尻尾さえ切れば親の責任を逃れれる、とかそんなレベルの問題ではないでしょう既に。少なくとも老朽化していた原発が地震で壊れ、それでも事故を最小限に食い止めようと努力していたこの所長は『武士の魂』を持っている、と僕は思う。その社員(子)に対して責任をなすりつける、とはとんでもない行為だと僕は思う。
何度も同じ事を言う・繰り返しになりますが、原発は最初っから壊れる為にあった。元々地震には耐えられない構造物であった、と阪神淡路で818ガルの揺れを記録したのに451ガルや600ガルを想定・設計基準で作られたのが原発である、と僕はいままでに何度も繰り返し記してきました。それを更に耐用年数を過ぎても動かしていたのが、この所長の責任ですか?
★マスコミに大金を払ってでも国民には『原発は絶対に安全です』と洗脳を繰り返し、御用学者にも壊れるなどと決して言うな、と大金の口止め料を毎年支払い、政治家にはゴルフで接待、さらに深夜にも接待、そのうえもしかしたら領収書の要らない献金?なんてのも有り、日本国民には世界で上から何番目の高い電気料を払わせ続けて稼いだ「金」を 儲けた金を こんな事に使っていた結果が、今回の大事故でしょう。 よく子供にはイジメは良くない、とか問題になりますね。 でも正しいことをした人に対して上の人間が制裁を下すこと、これって子供の目にはイジメなんじゃなかろうか? どうやら東電の重役さん方々にはこの『常識』ってものが最初っから無いようだ。これが天下の東電、お手本ではイジメのない子供社会など築けるはずもなかろう。
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